2019シーズンのオープン戦、3試合目。札幌での対日ハム2連戦の1試合目。DeNAの先発は昨季3勝7敗、防御率4.97だった石田健太投手。今シーズンも開幕投手を目指し3年連続の大役を狙う。一方の日ハムはマルティネス投手が先発。
両チームのスターティングオーダーは
DeNA 日ハム
8 神里和毅 8 西川遥輝
5 宮崎敏郎 9 大田泰示
4 ネフタリ・ソト 5 近藤健介
3 ホセ・ロペス 3 横尾俊健
7 佐野恵太 指 清宮幸太郎
6 大和 4 田中賢介
2 嶺井博希 2 鶴岡慎也
9 楠本泰史 6 中島卓也
1回表、1アウトランナーなしで2番の宮崎がフェンス直撃の2塁打を放ち、続く3番のソトがフォアボールを選ぶも後続の筒香が見逃し三振、ロペスがセンターフライに倒れ得点ならず。
1回裏、先発の石田は1番西川をレフトフライに打ち取る。続く2番の大田に初球をライトへ運ばれると3番近藤にフォアボールを与えピンチを招く。しかし4番の王、5番の横尾をともにレフトフライに打ち取り無失点で切り抜ける。
2回表、3者凡退に切って取られ見どころを作れない。
2回裏、清宮をセカンドゴロにうちとるなど3者凡退で危なげない投球を披露。
3回表、日ハムはマルティネスに代えて有原をマウンドに送る。9番楠本、1番に返って神里が連続して凡退。2番宮崎が粘ってフォアボールを選ぶが続くソトが三振に切って取られチェンジ。宮崎には代走で伊藤裕季也が送られた。
3回裏、代走の伊藤ゆがそのまま3Bへ。この回は9番中島、1番西川と打ち取るも2番大田にセンターへのヒットが出る。3番近藤をレフトフライに仕留め、この回も無失点で切り抜ける。
4回表、4番筒香から始まる好打順も3者凡退に打ち取られる。
4回裏、4番の王をライトフライに打ち取るが、5番横尾にレフトへ2塁打を打たれ、続く清宮にホームランを打たれてしまう。7番田中、8番鶴岡と凡退させこの回を2失点で終える。
5回表、7番大和、8番嶺井、9番楠本が打ち取られ3者凡退で終了。
5回裏、石田に代わってバリオスがマウンドへ。9番の中島に2球目をレフトへ運ばれると、1番西川にストレートのフォアボール、2番大田にはフルカウントからフォアボールを選ばれ満塁に。3番近藤にセンターへタイムリーを打たれ2失点。後続を凡退に切って取りこの回を終える。
6回表、日ハムは有原に代わってバーベイトが登板。捕手に郡、セカンドに石井、レフトに杉谷がそれぞれ代わって入る。1アウトランナーなしから2番伊藤ゆがセンターへヒット。続くソトが倒れるも4番筒香の打席で、バーベイトが牽制悪送球。ランナーは2塁へ。筒香は4球目をとらえると、打球は3塁の近藤のところへ。近藤はこれを後ろに逸らしてしまう。この間にランナーの伊藤ゆが生還し1点を返す。2死1塁で5番のロペスがセカンドフライに倒れ畳みかけることができなかった。
6回裏、セカンドに柴田が、ファーストに中井がそれぞれ入る。1死ランナーなしから8番杉谷にファーストへの内野安打を打たれ、その杉谷に初球から盗塁を許してしまう。9番中島へはフォアボールで歩かせてしまい、1アウト1,2塁。1番西川のショートゴロの間にそれぞれ進塁を許すも、2番大田を見逃し3振に切って取りこの回無失点で終える。
7回表、佐野に代打細川が送られるもセンターフライ。続く大和、嶺井も打ち取られ3者凡退。
7回裏、ショートに知野、代打の細川がレフトに入る。3番近藤にライトへの2塁打を打たれると、4番郡が送りバントを決め1アウト3塁のピンチ。5番横尾にレフトスタンドへ運ばれ1-6となる。ここでバリオスに代えて砂田がマウンドへ。清宮に代打實松が送られ、その實松はフォアボールを選ぶ。7番石井のセカンドゴロの間に進塁すると、8番杉谷への初球が暴投となる間にさらに進塁。2死3塁となる。砂田は杉谷に内閣の変化球を打たせセカンドフライに切って取りピンチを切り抜ける。
8回表、バーベイトに代えてハンコックが登板。ファーストへは谷内が入り、ファーストの横尾がサードへまわる。代わったハンコックに3者凡退に切って取られる。神里のところには代打で宮本が入った。
8回裏、砂田に代わって三嶋がマウンドへ。代打の宮本はセンターへ入る。代わった三嶋は、1死ランナーなしで西川にヒットを打たれるも後続を切り危なげないピッチングを見せる。
9回表、ハンコックに代えて石川直〇、西川の代走で入った岸里がセンターの守備に就く。3番柴田がレフトへヒットを放ち、続く4番筒香がフォアボールを選び無死1、2塁。しかし5番中井が5-4-3のダブルプレーに倒れ、6番細川もライトフライと凡退しゲームセット。
この日は打っては3安打、投げては6失点といいところが見られない試合となった。あえてよかったところを挙げると、宮崎がフェン直2塁打と四球で二出塁、ルーキーの伊藤ゆにヒットが出たこと、三嶋が一回を13球、1三振で無難に投げてくれたことだろうか。石田は4回を68球、被安打4、三振2、四球1と石田らしい投球だった。とりあえず6回まで投げたときにどうなるか見てみたいところもあるが、去年の石田を思えばこの日は及第点だろうか。しかし石田に期待されているのはこんな成績ではなく、エース級の働きなので、シーズンが始まるころには期待通りの投球を見せてくれることを望む。